自分を支えるコンパッションの力

信州の自然に暮らす
内向型×ストレングスコーチ
ほしのゆかりです。

ほしのオフィスでのコーチングでは、クライアントの状況に応じて様々なワークを提案させていただきます。

そのなかでも、わたしが大好きなワークがあります。
それが「自己受容をすすめるワーク」です。

自己受容ができている・できていないにかかわらず、このワークを日常に取り入れることで、自分の根っこを強くしてくれる大切な取り組みです。

以前は「自分をねぎらう」「自分をいたわる」などの自分自身への声かけを考え、自分に伝えるというワークなどを取り入れていましたが、今年からそのワークに「セルフコンパッション」を導入しています。

目次

コンパッションとは

コンパッションと聞くと、

  • 甘え
  • 困難な状況からの逃げ
  • 成長を阻むもの

と、捉える方も多いのですが、実は、そうではありません。

コンパッションは、困難な状況でも、その状況から逃げるのではなく、優しさや勇気をもって自分を支え、困難に向き合う力を支えてくれるものです。

セルフコンパッションには、2つの側面があります。

  1. 自分や他者の苦しみに「気づく」
  2. その苦しみをやわらげようと「行動する」

あなたがコンパッションを理解するとき、コンパッションを体現している人をイメージするとわかりやすいかもしれません。

マザーテレサやガンジーが、よく例えとして出てきます。

あなたの身近に、あなたの話をウンウンと聞きうけとめ、応援し、味方になってくれる、そんな人はいますか?

その人はコンパッションを体現している人、コンパッショフルな人と言えます。

私にとってコンパッショフルな人

私の場合、以前の職場(お寺)でお世話になった職人さんを思い出します。

その人は、

「あなたが選んだ道が、いつも最善の道なんやで」
「大丈夫」

と、いつも声がけしてくれました。

わたしはこの仕事が大好きだったのですが、環境には馴染めず、自分の道をすすむために長野に帰ってきました。

帰ってきてしばらくは思うような仕事にもつけず、難しい状況があったのですが、その時にいつもこの職人さんの

「あなたが選んだ道が、いつも最善の道なんやで」

のことばを思い出し、勇気をもらっていました。

その言葉を頼りにしながら、自分自身を励まし、少しずつ歩んでこれた私がいます。

セルフコンパッションとは、そのようなコンパッショフルな存在に自分自身がなり、そのコンパッションを自分や他者にむけることです。

セルフコンパッションが育つと、あるがままの自分にO,Kが出せる自分に対して批判的な態度が減り、自分らしさが引き出されます。


ぜひ、コンパッションを自身に育ててください。

ワークをやってみたいという方は、リクエストいただければ、ご提供しますので、お声がけくださいね。

セルフコンパッションについて、もう少し詳しく知りたい。
概念や、なぜ有効なのか知りたい、そんな方は、書籍を読むこともオススメです。
「ストレスに動じない“最強の心”が手に入る セルフ・コンパッション」(石村郁夫著 大和出版 2019年10月)
こちらの石村先生の本は、わかりやすい日本語で書かれており、入門書としてオススメです。

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この記事を書いた人

期待された役割、刷り込みの役割を演じていると、傍目からみてどんなに恵まれた環境にいても、人は疲弊してしまいます。私自身「自分らしく生きる」「幸せとは」を追求し、仏教を学び、コーチングに出会いました。コーチングを通して、あなたが「あなたらしさ」を取り戻し、発揮していくお手伝いをいたします。

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