自己開示を止める無意識のブロックを超えて行こう。

「こんなこといってもわかってもらえない」
「こんなこといったら嫌われる/否定される」


生まれてから今まで、自己開示して傷ついてきた経験の多い方ほど、自己開示することに消極的になるは当然のことかもしれません。勇気を持って自分のことを話したのに「ふーん」という無関心、「それがどうしたの?」「変なの」という否定。

ひとつひとつは些細なことかもしれませんが「こんなことに相手は興味ないんだ」「これを話すと否定されるんだ」という体験が積み重なると、自己開示すること言語化することを諦めてしまうのかもしれません。

特に意識が自分の内側に向いている内向型の方にとって、自己開示は少し「いつもと違うこと」「勇気の必要なこと」。内側で広く豊かでユニークな世界が広がっていることも多いのが内向型の特徴。内側で起きていることは現実と乖離していることも時には/度々あるでしょう。その自分の世界を否定されることは、決してあなたそのものを否定されていることではないのですが、内向型にとっては「自分自身を否定された」と感じてしまう……。

このような要因を作ってしまうのは、まだ成熟していない子ども時代に「否定された」と感じる体験をしてきたからかもしれません。

目次

セッションでは「話すべきことが決まっている」という間違った思い込み

内向型の方にかかわらず、セッションをしていると「こんなこと話していいかわからないけれど」「関係ないことを話してしまってすみません」と大多数の方がおっしゃいます。コーチングは「話すべきことが決まっている」「ゴールに向かって関係していることしか話してはならない」そんな思い込みが生まれているようです。

その都度「大丈夫ですよ」「意識に上がってきたことはどんどん話してくださいね」「セッションに関係ないことなんてないんですよ」とお伝えしています。

体験談や閃き・湧いてきた思いを自由に話すことは、とてもパワフルな体験になります。

コーチングは確かに”型”があり、その型を活用することで機能しますが、型を守りながらもクライアント本人が「自由に話している」感覚を持てるようにコーチは関わっています。また、無意識の意識化というのがセッションでは起きるので、この一見関係ないことも話題にできるというのは、とても大切なことであったりします。(着想の方は、時々本当に関係のないことを離したりしますが。笑。その辺りもフィードバックしながらセッションがすすむため、「自分が話したいこと」と「重要なこと」「他愛もないこと」の区別も自然とついてきます。)

「こんなこと話したら迷惑?」という心配。

「初めて話します」「こんなこと話して迷惑ではないでしょうか」といった心配の声も、セッションの場でよく耳にする言葉です。

「こんなこと話して迷惑でないか」

みなさん同じ言葉で表現していたとしても、それぞれ違う背景があるのではないでしょうか。

例えば……

自分だったらこんなネガティブ(に思える)な話は聞きたくない。したがって、コーチも聞きたくないはずだ。

こんな重い(と思っている)話しを聞かされたら自分ならいやだなぁ。したがって、コーチも困るだろうし聞きたくないだろう。

こんな話しがセッションテーマとどう繋がるのかわからない。したがって、コーチはこの話を歓迎しないはずだ。

自分に価値などない、したがって、コーチだって本当に聞きたいと思っているはずかない。

などなど。

そんな時は思い出してください。

コーチングでは、セッションスタート時に必ずオリエンテーションを行い、コーチングで扱えること、扱えないこと、コーチの関わりについてご説明しています。コーチングセッションは、クライアントが自分の公私に渡りパフォーマンスを向上させるために、1人では成し得なかったことを、コーチと共に検証検討し、視野を広げることで新たな行動を起こしていくプロセスです。

これまでアウトプットが足りなかったのなら、セッションの場を大いに活用してアウトプットをしてください。コーチは話を聴くプロですから、どうぞ安心してください。そして心配な時には、その心配なことも話して、相談してください。

自己開示も慣れる。まずはアウトプットの量を増やしていこう。

頭でわかっていても「わかる」と「できる」は違います。

話そうと思ってセッションに臨んだのに、やっぱり話すことに躊躇がある。そんな時もあると思います。

話すのが怖いような時には、話さなくても大丈夫です。無理して話す必要はありません。話したいのにどこから話していいかわからない、そんな時にはコーチに率直に伝えてください。コーチが話を引き出す役を担います。

自分のことについて話をしてこなかった状況が何年も続いてきたにもかかわらず、セッションの場では「滑らかに、時系列に、要点をまとめて、自分の気持ちも乗せて話そう」として、「上手く話せません」と落ち込む方がいます。

このような時、よく自転車に例えて話をさせていただきます。

何年も放置してあって錆びついている自転車を持っているのがあなただとすると、セッションでは競輪選手の乗るタイヤの細くプロ仕様の自転車を乗りこなそうとしている。

そんなイメージです。まずは錆をとり、普通の自転車にまたがってみる。そんなところからスタートするセッションもあっていいのです。

「こんなこと話していいのか」
「迷惑でないか」
「つまらなくないか」
「否定されるのではないか」

そんな心配はいつまでたってもあるかもしれません。けれども、少しずつアウトプットし続けると「否定されない」「聞いてもらえる」「話すことで自分のことがよくわかる」その小さな体験を積み重ねることで、少しずつ話せるボリュームが増えていきます。

あなたにもあなたの話にも意味があり、価値がある。

「まったく関係ないと思っていた」
「こんな些細なことから、まさかこんなことになるなんて」
「意外と大事なことだった」

セッションで話題に上がることには意味がある。コーチはそう捉えてクライアントの話を聞いています。そしてそれは本当に意味のあることなのです。

自分の話をすることは、自分自身を肯定していくプロセスでもあります。私たちは自分の話を、日常でたった5分でもじっと聞いてもらえる体験がありません。セッションは、たっぷりと自分が話す時間をとり、自分のために向き合う時間。自分自身の価値を取り戻していく時間でもあります。

コーチとクライアントは契約関係で守られています。そう、セッションの場には守秘義務があります。そしてコーチは、さまざまな「聴く」体験を重ねたプロフェッショナルです。セッションの場でコーチに遠慮することなく、安心して、自分に集中してアウトプットに挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

期待された役割、刷り込みの役割を演じていると、傍目からみてどんなに恵まれた環境にいても、人は疲弊してしまいます。私自身「自分らしく生きる」「幸せとは」を追求し、仏教を学び、コーチングに出会いました。コーチングを通して、あなたが「あなたらしさ」を取り戻し、発揮していくお手伝いをいたします。

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