信州の自然に暮らす内向型×ストレングスコーチ。ほしのゆかりです。
自分強みは、本当に当たり前すぎて自覚しずらいものです。日常の何気ない動作、一言に現れるので、自分の強みがどこで発揮されているのか知りたい方は、ぜひコーチと対話してみてください。
セッションの記録をしてみよう
これからお話することは「クライアント側(あなた)」の記録についてです。
コーチはセッションの間、対話の内容に関する記録をつけていますが、基本的にクライアントの方へお渡ししていません(お渡ししているコートもいらっしゃると思います。セッションの進め方はコーチによって異なりますので、確認してみてください)。私はクライアントの方に「自分で自分の気になるポイントを書き留めてください」とお伝えしています。
私がクライアントとしてセッションを受ける時は、自分で「セッションノート」を用意しており、毎回のセッションの記録を残しています。最近では薄いノートを1年に1冊のペースで使っています。この年にどんな変化があったのか、後から振り返るのにもとても役に立っています。スケジュール帳とはまた異なる視点で、自分の心や思考の成長を確認することができます。
そして、セッションとセッションの間にいろんなことを書き込みます。
- 「次にこれを話したい」と思ったこと
- 感情が動いた出来事(どうして感情が動いたのかコーチと検討したい場合)
- セッションで決めた行動の進捗状況
- セッションによって引き起こされた気づき など
これとは別に、やるべきタスクが発生すればToDoリストに書き込んだり、手帳に書き込んだりしていきます。
記録のしかたに正解があるわけではありません。デジタルで記録を残している方もいますし、自分にあった方法であればなんでもよいと思います。デジタルの利点は、キーワード検索などできることでしょうか。デジタルもいいなぁと思いながら、私はアナログでとっています。大切なのは、自分に合った方法を、自分で模索することです。いろいろ試してみて、自分にあった方法を探してみてください。
記録しておくことで、「もう無理」と思ったことでも、時間と共に受け止め方が変わっていくことに客観的に気がつくことができたり、扱いたいことを忘れずにコーチと扱うことができたり、良い自己対話の時間にもなります。
コーチに積極的にリクエストしていこう
「クライアント力」という言葉があります。最初コーチングセッションに慣れていない頃とは異なり、回数を重ねていくと、クライアント側が主体的にセッションをすすめていくようになります。扱いたいこと、扱いたいくないことを明確に伝え、セッションの時間のタイムマネジメントもクライアントの方から積極的なリクエストが入るようになります。
セッションの時間は、コーチとクライアントがパートナー関係を気づき、双方向で作り上げる場。
その場をつくるために、そして「自分の時間」として、活用していくために「どうしたいか」をどんどんコーチに伝え、話し合ってください。
もし、その話し合いに応じてくれないコーチがいたら、コーチを変えた方が良いサインかもしれません。セカンドオピニオン的に、別のコーチとも話をしてみてください。
自己開示しないとセッションはすすまない
さて、内向型のわたし。わたしのマイコーチは外向型で、似た要素ももちろんあるのですが、全くタイプが異なります。コーチに伝わるように話すだけで苦労することもあります。これが良いトレーニングになるんです。
私の場合は、「無意識には長い時間考えているけれど、意識化して考えていないこと」が案外多く、それを言語化しようとすると、話している自分自身でも「なんじゃそれ」と思うようなことがあります。
でもそうやって、がんばって言語化していくことで、自分自身が何を考えていて、どんな思い込みがあって、どんな結論に勝手に至っていたのかわかってきます。
自己理解は何によって引き起こされるかといえば、自己開示です。まとめて話そうとか、上手に話そうとか、そんな必要は一切ありません。自分の感じたこと、考えていることを、とにかくアウトプットしてみる。そんなセッションでもいいのです。
自分の扉を開くのは自分。開かない限り何も変わりません。だからといって、自己開示するのは誰でもどこでも良いわけではないのでご注意くださいね。自己開示する相手やボリューム感がわからない場合こそ、コーチ活用のチャンスです。
そしてもし、セッションの場で頑張って自己開示をしたのに、あしらわれてしまった。傷つくような発言があった。そのような時には、率直にコーチに伝えてみてください。そのことも自己開示のトレーニングになります。そしてそれでも違和感が残るようであれば、無理をす必要はありません。別のコーチとも話す機会をつくってみてください。