信州の自然に暮らす内向型×ストレングスコーチ。ほしのゆかりです。
コミュニケーションは質だよ。コミュニケーションは量だよ。どちらもよく聞く言葉ではないでしょうか。もちろん質も大事ですが、ある一面では、量がとっても大事です。多くの方から、いろんな角度のフィードバックをもらうことで、得るものが多いのです。
繰り返しお伝えしているかもしれませんが、1対1のコーチングとグループワークのどちらがいいということではなく、両方必要です。
コーチ1人からフィードバックをもらってもなかなか腹落ちしない。そんな方がワークショップで複数人からフィードバックを得ることで「そうなのか!」と受け取る姿勢ができる瞬間を何度も目の当たりにしています。レセプターが開く、などとも表現します。
ぜひ、グループの学びの場にも参加してほしいと思います。
何度も話して見えてきたこと
とあるワークショップで、私の最初の勤め先での体験を話しました。
- どのような経緯で入り
- どのような環境で
- どんな苦労があって
- どんな成功体験があったのか
自分の持ち時間を自由に話す体験です。現代で、自分の話を遮られることなく、「うんうん」と興味関心をもって聞かれる体験というのは、実はこれだけでとても貴重な体験なのです。
私自身の人生を振り返って「大胆な決断をしたなー」と思うことが何回かあるのですが、そのうちの一回は、この時にも話した「お寺に就職」でした。というのも、なんと「給与がいくらかわからないまま」働くことを決めたんです。笑
「うち(お寺)で働かない?」と誘ってくださったのが大学でお世話になっていた教授でしたし、採用担当の方からも「生活していけるぐらいは出すから」とは言われたので、大丈夫なんだろうとは思ったのですが…。当時すでに親元から離れて暮らしていたので、正直不安はありました。その一方、心のどこかで「面白い!」と思う私がいたのです。
振り返ってみると、この時だけでなく、わからない状況でも飛び込んでいく・そして切り開いていく成功パターンを持っているんだな、ということに改めて気づきました。
その後私は長野に戻り転職をするのですが、数年、数十年先の未来がどうなるのかを描いて(未来志向)、現実をどのように変えていったらそこに辿り着くのか…と、あらゆる状況をシュミレーションし(戦略性×アレンジ)、できるところから行動してできない理由を数年かけて潰していく(達成欲×戦略性)。このパターンは10代後半にすでにやっていたことに気付かされました。
話していたその時だけでなく、何回か話したことが頭の中で勝手に総括されて点と点がつながった結果、得た気づきです。
いろいろな人からフィードバックをもらおう
思考や感情が束ね積み重ねられていく感覚、これには、聞き手の聞き方、そしてフィードバックの仕方がとっても大事です。
- コーチとの対話
- 多様な人との対話
- よく知っている人からのフィードバック
- はじめての方からのフィードバック
どれか一つではなく、いくつもあることが効果的なんですね。
コーチは「聴く」プロでもあります。話し手がまだ話していないことまで聞き取り、フィードバックとして返すこともあります。自分で自分のことがわからなくなってしまう。そんな時には、コーチ相手に話してみるのも良いかもしれません。