職場の人間関係に振り回されなくなりました:お客様インタビュー

人事異動後、職場の複雑な人間関係に悩み、自分を責めてしまいがちな日々を送っていたYさん。この状況を変えるため、以前学んだコーチングをもう一度学び直そうと考え、ほしのオフィスのメールマガジンを購読し始めました。しかし、メールで気づきを得るうちに、「周りへのコーチングよりも、自分自身にコーチングが必要な状況かもしれない」と思い、お問い合わせをいただきました。今回は、多くの職場でありがちな状況を乗り越えつつあるYさんが、コーチングで得たものを紐解きます。

目次

Yさんのプロフィール

50代 男性 公務員

ストレングス・ファインダー®の資質TOP5:着想、学習欲、達成欲、個別化、親密性

コーチングの頻度:導入セッション(3ヶ月)後、継続セッション(月2回)

※インタビューはライターが行いました。

多すぎる業務と、対応しない課長の間でストレスに

Yさんは公務員のお仕事をされているとのことで、どのような業務か教えていただけますか?

Yさん

業務自体はいわゆる相談窓口で、行政への改善提案や企画を行う部署です。

Yさん

いわゆる「お堅い仕事」というもので、窓口対応など通常業務をこなしながら、トップダウンで組織が動くというイメージでしょうか。

事前アンケートで、「職場のコミュニケーションに悩んでいた」とお答えいただきました。どのような雰囲気の職場なのでしょうか?

Yさん

まず、私たちの局長はとてもアイデアマンで、常に新しい試みを推進する姿勢を持っています。一方で、課全体としては、新しいことを取り入れるよりも現状維持を重視する傾向が強いかもしれません。

Yさん

特に課長は、「そこまでやる必要はない」というスタンスで、積極的に動こうとはしませんでした。

大きな組織ではありがちな対立かもしれませんね。Yさんはその中で、どのように立ち回っていらっしゃったのですか?

Yさん

局長の方針は私自身も「やるべきだ」「やりたい」と思っていたことですから、彼の指示に対し前向きに応えていたのですが……。

Yさん

その分、私の業務がどんどん増えて、もともと大変だった仕事がさらに重くのしかかるような状況になってしまいました。

Yさん

しかし、業務量の調整をしようにも、課長は静観するだけでした。

お辛いですね。

Yさん

局長のアイデアを受けて進めようとすると、私の業務量が増え続けてしまう。でも、課長は私の業務量が増えても「自分で誰かに頼むように」と言うだけで、何の調整もしてくれません。

Yさん

さらに、彼が課内で「(局長の取り組みに対し)必要ない」と公言し、課全体で「Yさんが余計なことをするせいで、自分の仕事が増えそうだ」という雰囲気になってしまったんですね。

ますますストレスフルな状況に陥ってしまったんですね。

Yさん

私自身、局長が考える変化の必要性を強く感じていた分、変化の必要性を感じず行動しようとしない課長に対し「役割を果たさない課長」と断定してしまいました。

メルマガで気づいた、自分がおかれている状況

コーチングを知ったきっかけは?

Yさん

以前、コーチングスクールで学んだ経験があったので、コーチング自体の知識はありました。

なるほど。コーチングの効果や取り組みはすでにご存知だったんですね。

Yさん

基本は学びました。ただ、スクールでコーチングを受けたのは講座の中でのデモンストレーションだけで、クライアントとしてコーチングを受ける経験はありませんでした。

ネットでコーチングを調べるうちに、ほしのオフィスのホームページを見つけられたとのことですが、すぐコーチングを申し込まれたのでしょうか?

Yさん

いいえ。まずはメルマガに登録して、半年ほど経ったころに申し込みました。

Yさん

最初はコーチングを学ぶつもりでメルマガ登録したのですが、読んでいて「自分もこういう状況かもしれないな」と気づかされることがしばしばあったんです。

具体的にどのような気づきでしたか?

Yさん

例えば「内向的」という言葉は、これまで一度も気にかけたことがありませんでした。

Yさん

でも、ほしのさんのメルマガを読んで、「もしかしたら自分も内向的なのかもしれない」、「もし自分が、内向的だったとしたら? 」 と考えるようになりました。

なるほど。別の視点を得るきっかけになったんですね。

Yさん

そうですね。メルマガで語られるエピソードが、身の回りの出来事の解像度を上げてくれたと思います。

コーチングを申し込まれたとき、まさに職場のことで葛藤されていたそうですね。

Yさん

はい。メルマガを読み始めておよそ半年後、職場のモヤモヤに対して「現状維持でもいいか」と消極的に捉える自分と、「それは自分が行きたい方向と違う!」と思う自分とで葛藤していました。

Yさん

最終的に「やっぱり、自分から改善するのがいいよな」と思って、コーチングに申し込みました。

コーチングで「出来事」と「感情」を客観的に理解できた

実際、コーチングを受けてから変わったなと思うことはありますか?

Yさん

課長と対立してしまう背景には、双方の資質の違いがあると自分の中で明確になったと思います。

Yさん

モヤモヤした出来事、状況をセッションで言葉にしていくと、自分の中から取り出して、コーチとの間に置いて客観的に見つめることができる。そんなイメージですね。

課長との関係性も変わりました?

Yさん

そこはまだ変化を実感していませんが、少なくとも以前とは違うコミュニケーションが取れた場面はありましたね。

Yさん

「課長の考えについて話を聞かせてください」と声をかけて、対話し、なるほどそういうことかと理解できました。

素敵ですね。今後、継続セッションへ移行する予定ですが、どのような期待感をお持ちですか?

Yさん

ここまでの導入セッションは、自分に生じた出来事をもとに、資質理解を深める時間でした。このおかげで、自分を知る・説明するための言葉や概念の一端を理解できたと感じています。

Yさん

自分はあのとき、なぜこのように振る舞ったのか。思考パターン、行動原則のようなものの理解が深まりました。

Yさん

今後は、目標達成に向かうなかで生じるさまざまな問題に、資質を踏まえつつコーチと話すことで、問題解決だけではない価値を得られるんじゃないかと期待しています。

例えばどのようなことでしょう?

Yさん

自己理解が一層進み、自分がエネルギーを注ぐべき先をコントロールできる点は、問題解決後もきっと良い影響を及ぼすと思います。

Yさん

今よりもきっと、ラクに生きていける気がするんですよね。

素敵ですね!複雑な人間関係のなかで、Yさんらしい選択と変化を手に入れられますように。

職場コミュニケーションで、資質の弱みの面が強調されてしまう状況はよくあることです。その状況は誰かのせいではなく、置かれている状況に要因があるかもしれません。

ほしのオフィスのコーチングでは、クライアントが直面した出来事をお話いただくことで、ものごとを客観的に眺める時間を作ります。ご相談はお気軽にお声かけください。

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この記事を書いた人

期待された役割、刷り込みの役割を演じていると、傍目からみてどんなに恵まれた環境にいても、人は疲弊してしまいます。私自身「自分らしく生きる」「幸せとは」を追求し、仏教を学び、コーチングに出会いました。コーチングを通して、あなたが「あなたらしさ」を取り戻し、発揮していくお手伝いをいたします。

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