ICFのACC・PCC・MCCを目指す、メンターコーチの選び方(ICFの認定資格取得/更新を目指すコーチ・ICFクレデンシャルエグザムにむけて)

目次

はじめに

コーチングが普及し、ICFの資格を持つコーチも増えています。それに伴い、メンターコーチングの需要も高まり、重要性が広く認められるようになってきました。

コーチングの学びを深め、質の高いセッションができるようになるために、メンターコーチの存在はとても大きな意味を持ちます。特にICF(国際コーチング連盟)の資格取得を目指している方にとっては、資格の認定・更新に必要な要件でもあり、自身の成長を加速させる貴重な機会となります。

でも、「誰に頼めばいいの?」「どんな基準で選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自分に合ったメンターコーチを選ぶためのポイントをご紹介します。
ぜひ、納得できる選び方のヒントとして参考にしてください。

2024年に改訂されたメンターコーチングコンピテンシーで、ICFは以下のように述べています。

(ICFメンター・コーチング・コンピテンシー・フレームワーク 概要)
メンターコーチングは、ICFコーチにとっていくつかの重要な機能を果た します。メンターコーチングは、ICF資格取得の必須条件であり、コーチ教育の重要な要素です。コーチング実践の各レベルで要求される専門的な基準を満たすために、コーチのスキルを向上させるのに役立ちます。し かし、メンターコーチングは、コーチの継続的な専門能力開発の重要な部分でもあります。メンターコーチングは、コーチの能力開発に役立つだけでなく、コーチ独自のコーチングスタイルやアプローチの開発にも役立ちます。


(ICFによるメンター・コーチングの定義)

メンター・コーチングとは、コーチがICFのコアコンピテンシーに沿った独自のコーチングスタイルとコーチングスキルをさらに発展させるために、観察されたセッションや記録されたセッションに基づいたフィードバックを受ける共同学習プロセスです。

ICFメンターコーチングコンピテンシーより抜粋

メンターコーチングは、コーチ自身が自分のコーチングスタイルに気がつき開発する絶好の機会でもあります。

そしてメンターコーチングは、メンターコーチと、メンターコーチングクライアントとの共同学習プロセスですから、メンターコーチに任せっきりではなく、自ら主体的に関わる姿勢が求められます。

メンターコーチによって進め方や関わり方も大きく異なります。どのメンターコーチを選ぶかで、自身の倫理規定・コアコンピテンシーの理解、スキル&プレゼンスアップのスピードも異なってきます。ぜひ、ご自分にあったメンターコーチを探してください。

メンターコーチとは?

メンターコーチとは、一言でいえば「コーチの成長を支援するコーチ」です。
通常のコーチングとは異なり、セッションの質を高めることと、そのコーチ独自のコーチングスタイル開発に向けて、ICFの倫理規定やコアコンピテンシーに基づいたフィードバック、理解を促進するためのディスカッション、そしてトレーニングプランの提案/実践などを行います。

具体的には、

  • コアコンピテンシー/ミニマムスキル理解にむけたディスカッション
  • セッション録音/ログを確認し、強みと改善点についてフィードバック
  • 目指す資格レベルにむけて、ミニマムスキルと紐付けながらトレーニングプランの提案/実践 など
  • クライアントに応じて、コーチングの基盤の強化(コアバリュー・倫理規定・コアコンピテンシーの理解促進)

ICFのACC/PCC/MCC資格申請には10時間のメンターコーチング(個別またはグループ)が必要となっています。

メンターコーチ選びの5つのポイント

メンターコーチとなるコーチは、クライアントのセッションが各資格レベルにおいて、どの程度実践できているのかについて、セッションログから読み解きフィードバック・ディスカッション・トレーニングプランの提案/実践をしたり、そのコーチ独自のコーチングスタイル(強み)について、フィードバックを行い、さらなる発展を支援します。

メンターコーチングをうけて、ダメ出しばかりをされているのだとしたら、それはメンターコーチングではありません。

① 資格・経験

  • ICF認定メンターコーチ資格を持っているか(MCC/PCC/ACC のどのレベルの資格保持者か) 
  • メンターコーチとしての実績(何名くらいサポートしているか)

ACC認定/更新する方のメンターコーチには、ACCを1回以上更新していること、またはPCC/MCCの資格保持が求められます。
PCC認定/更新する方のメンターコーチには、PCC/MCCの資格保持が求められます。
MCC認定/更新する方のメンターコーチには、MCCの資格保持が求められます。
詳細は、ICFサイトをご確認ください

② メンタリングスタイル

  • 倫理規定やコアコンピテンシー/ミニマムスキルに沿ったフィードバックをしているか(再現性のあるフィードバックになっているか)
  • 自分の性質や特徴をメンターコーチングに反映してくれるか(コーチ側が一方的になっていないか)

③ 相性(安心感・信頼感)

  • 安心感をもって話せるか(わからないところを聞き返しても丁寧に説明してくれるか)
  • フィードバックの伝え方が自分に合うか
  • 成長意欲を自然に引き出してくれる雰囲気か
  • 自律性を促進してくれる関わりがあるか

④ コーチング哲学・価値観

  • どんなコーチングの在り方を大切にしているか
  • 自分が目指すコーチ像と合っているか

⑤ 実績・評判

  • 他のコーチからの推薦やレビュー
  • ブログやSNSでの発信内容
  • 説明会や体験セッションでの印象

メンターコーチはどこで探したらいい?

自分が所属しているスクールのコーチは知っているけれど、それ以外となると? どうしたらいいんだろう? そう思いますよね。ICFでは公式サイトでメンターコーチを紹介しています。こちらに登録していないコーチでも、要件を満たしていればメンターコーチングを提供することはできます。ほしのオフィスでは、メンターコーチのご提供のみでなく、ご紹介もおこなっています。

グループと個別、どちらがよい?

それぞれにメリットがあり、どちらが良い、ということはありません。
現在Level1、Level2のプログラムでは、7時間のグループメンターコーチングと3時間の1on1がメンターコーチングの時間として確保されています。現在スクールで学んでいる方はどちらも体験しているでしょうが、以前に学んでいた方やポートフォリオ申請されている方は、どちらも体験したことがなく、イメージが湧かないと思います。

1対1のメンターコーチングでは、メンターコーチとメンターコーチクライアントが1対1で行いますので、自分のセッションやコーチングスタイルについて集中して取り組むことができます。自分のコーチングの強みや開発ポイントを知ったり、ミニマムスキルと紐づけてトレーニングするには、1対1が向いています。また、ACCエグザム、クレデンシャルエグザムにむけて、ICF倫理規定やコアコンピテンシーの理解を深めたい方にも1対1のメンターコーチングがオススメです。


一方でグループメンターコーチングでは、複数名が参加するなかで、「コーチ役」「クライアント役」「残りの参加者がフィードバック役」になってセッションを実施。そのセッションに対して、参加者やメンターコーチからフィードバックを受けます。グループメンターコーチングや同じような形式で行われるセッショントレーニングでは、他のコーチのコーチングスタイルを間近で体験できたり、自分がフィードバックする観点でセッションを客観的に見ることができます。また、ミニマムスキルに沿って、「何ができていたのか」「さらに何ができたか」を複数名でディスカッションするので、多様な視点が手に入ります。

まとめ・メッセージ

メンターコーチングを受けるにあたって、自分のセッションを録音して聞いて自分のできていないところばかりが目について嫌になってしまったり、文字起こしをするのが面倒に感じたり、そもそもクライアントの方に録音をお願いすることに気が引けたり、足がすくんでしまう感覚になるかもしれません。

メンターコーチングを受けること、そしてメンターコーチとの出会いは、自分自身のコーチとしての成長を大きく後押ししてくれるチャンスでもあります。
迷うこともあるかもしれませんが「このコーチとなら頑張れる気がする」「安心して学べる」「知りたいことが学べる」「成長意欲が湧く」「自分の手に入れたいことに向けて具体的なトレーニングイメージが湧いた」などの感覚を大事にして、ぜひ納得いく選択をしてみてください。コーチとして成長しながら、あなたらしいコーチングスタイルがより磨かれますように、応援しています。

「初めてのメンターコーチング」のご案内

コーチとして活動をしていくなかで、また学習を進めていく上で、多くのコーチが悩むのは

・「自分はいまどれぐらいのレベル感なんだろう」
・「自分のコーチとしての強みはどんなところなんだろう」
・「私のセッションはこれでいいんだろうか、何に取り組むと良いんだろうか」
・「学んでいるスクールの実技試験で落ちてしまったがどうしたらいいんだろう」
・「クレデンシャルエグザムにむけて何から取り組んだらいいのかわからない」
・「さらに高みを目指すならどんなトレーニングをしたらよいか」 などといったものです。

ほしのオフィスでは、そのようなコーチに多くご利用いただき「話してよかった」「自分が何をすればよいかよくわかった」「今後の道筋が見えて安心した」「もっと早くお願いすればよかった」というお声多数をいただいています。

単発の場合には、コーチ向けサポート(初回)がありますが、現在地の確認・今後の学習計画・メンターコーチングがセットになった「はじめてのメンターコーチング(3回)は、最初の一歩を踏み出す方にオススメです。

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この記事を書いた人

期待された役割、刷り込みの役割を演じていると、傍目からみてどんなに恵まれた環境にいても、人は疲弊してしまいます。私自身「自分らしく生きる」「幸せとは」を追求し、仏教を学び、コーチングに出会いました。コーチングを通して、あなたが「あなたらしさ」を取り戻し、発揮していくお手伝いをいたします。

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