内向型のウエルビーイング

あなたは内向型ですか?

「内向型」「外向型」と、自分をどちらかひとつに当てはめることは懸命ではないかもしれません。なぜなら私たちは、どちらも傾向も持ち合わせている可能性が高いからです。ある場面では「私は内向型だ」と思い、ある場面では「とても外向的に振る舞える」そんな方もいるでしょう。
内向型はマイノリティと考えられていましたが、最近の研究では、内向型・外向型の割合はほぼ半分と言われています。自分の内向的な面を感じている、内向型ゆえに今後の人生どう歩んでいったら良いのか悩んでいる。もしかしたら「Well-being」について考えることで、そのヒントがみつかるかもしれません。

目次

Well-being(ウエルビーイング)ってなに?

Well-being ウエル・ビーイング、最近ではよく聞く言葉ですが、いったいなんでしょうか。
そもそもWHOの健康指標から生まれた言葉で、日本語ではしっくりとくる訳語がなかったようです。現在では「ウエル・ビーイング」が使われる場面では、単純に「体が健康である」ということではなく、身体的・精神的・ 社会的に良好ですべてが満たされた状態を指していると考えて良いでしょう。

ウェルビーイング: Well-being)とは、誰かにとって本質的に価値のある状態、つまり、ある人にとってのウェルビーイングとは、その人にとって究極的に善い状態、その人の自己利益にかなうものを実現した状態である[1]
well-beingは、他に分野に応じ幸福、福利など様々な訳語があてられてきた。
ウェルビーイングの実現方法としては、セリグマンらによるポジティブ心理学の手法が知られている。一方で、ウェルビーイングには文化差・個人差があり、ウェルビーイング研究の中心でアメリカとは異なる文化におけるウェルビーイングについてあり方(例えば、日本的ウェルビーイング)についても議論されている。
中略
“well-being”は当時一般的ではない英語表現であったことから、欧米でウェルビーイングやウェルネスが「身体だけではなく、精神面・社会面も含めた新たな”健康”」を意味する単語として用いられ、その後の健康ブームで広く知られた[5]。WHOが定義する「身体だけではなく、精神面、社会面も含めた健康」を意味する場合がある。通常のヘルス(健康)の代わりにウェルビーイングを使う文脈は、WHOが定義した「健康」を指す事例が多い。

1948年の世界保健機関 (WHO) 憲章における定義:「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」

Wikipedia参照

わたしのWell-being(ウエルビーイング)について考えてみる

それでは、”わたし”にとっての、身体的・精神的・ 社会的に良好ですべてが満たされた状態とはなんでしょうか?
個人的な充実感や幸福感を一定基準で測ることは難しいですよね。とはいえ、こういうものではかったら良いのではないか?という指標があります。

例えばポジティブ心理学では、PERMAという5つの指標を示しています。

またアメリカのギャラップ社では、職場のウエル・ビーイングを高める5つの要素を示しています。

参考 https://www.gallup.com/workplace/237020/five-essential-elements.aspx
これらを参考に、自分が満たされているのはどんな時か? どんな要素が必要か、ひとつひとつ積み重ねることで、”わたし”にとってのウエルビーイングがわかっていきます。

Well-beingも自己理解からスタートする

例えば”住んでいるところが好き”を考えてみた時に、「都会のビル群が好き」という人もいれば「山に囲まれた田舎が好き」という方もいますよね。そしてこれに「正解」はありません。
自分がどんなことをしていると楽しいのか、どんな人といるとほっとするのか、そうした要素一つひとつを積み上げていくことが「Well-being」につながっていきます。一人ひとり違って良いのです。

私の場合、クリフトンストレングス®️(ストレングスファインダー®️)も、自己理解と自身のウエルビーイングにとても役立ちました。例えば、運命思考。もともと山をぼんやり眺めたりキャンプをするのが好きでしたが、自分のTOP5に運命思考があることで、私は”自然と繋がり感を持てる瞬間”に幸福度が上がることを、より一層自覚できるようになりました。かと思えば、達成欲×アレンジは、生産性高く仕事に取り組めた時に非常に満足します。これらの「どちらかだけ」ではなく、両方あることがわたしのウエルビーイングに必要です。

内向型のWell-being(ウエルビーイング)

もしあなたが「自分は内向型の傾向がある」そう感じているのでしたら、自分内側・内面世界で味わっている充実感/幸福感を感じてみてください。内向型は、自分の内側で活発なコミュニケーションが起きています。それが無意識のうちに行われているため、具体的にどんなことに喜んでいるのか、実は曖昧になったままのことがあるようです。

自分の内側で感じている充実感/幸福感を具体的に理解できればできるほど、再現性が高くなります。携帯のメモでも、ちょっとした手帳でも良いので、充実感/幸福感を感じた瞬間を書きためてみてください。

いつ・どこで・誰と(または1人で)・何をして(何をしなくて)・どんなことに幸福感を感じたのか。
幸福感に色をつけたり音をつけてみても良いです。ワクワクと弾けるようなよろこび、じわじわ感じるよろこび。充実感/幸福感にもいろんなバリエーションがあることに気がつきます。

自分の傾向を知り、自分の内側のコミュニケーションが円滑になることが、内向型のWll-being(ウエルビーイング)に繋がり、自分らしく生きることに繋がっていきます。

コーチとの対話で自分の理解がより早く深まります

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この記事を書いた人

期待された役割、刷り込みの役割を演じていると、傍目からみてどんなに恵まれた環境にいても、人は疲弊してしまいます。私自身「自分らしく生きる」「幸せとは」を追求し、仏教を学び、コーチングに出会いました。コーチングを通して、あなたが「あなたらしさ」を取り戻し、発揮していくお手伝いをいたします。

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